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女性ということを生かした生き方①

昨今、男女平等の流れが主流である。

性別が女性というだけで、生き方が限定されていた時代と比べれば、

現代は良い時代となったと思う。

性別は、基本的には変えられない。

女性というだけで、不当な扱いを受けることは、あってはならないと思う。

 

しかし、「男女平等」は本当に難しいと思う。

今の「男女平等」は、時に「女性を男性と同じように扱うこと」になっていないだろうか。

この意味での「男女平等」が推し進められたら、困るのは女性だ。

 

まず、男性と女性は根本的に違う。

身体の作りが異なるし、体力差がある。

性別の違いによる、特性の違いも傾向的には見られる。

また、最大の違いは、出産可否であろう。

産むか否かは別として、女性は出産することが前提としてプログラミングされている。

そのため、生理が定期的にあり、それに伴って体調・体温やホルモンバランスが変化する。

このように、男性とは異なる点がたくさんあるのだ。

 

私が新卒で働いていた会社は、基本的には「男女平等」だった。

性差によって、給料の差はない。

男女同様に出世のチャンスがある。

しかし、私はそれにも関わらず、この会社で一生働くのは無理だと思った。

なぜなら、「男女平等」にも関わらず、会社は男性が働くことを基準にできているので、

女性の体力や身体の作りでは、上を目指すことは厳しいと感じたためである。

実際、超バイタリティに溢れ、男性なみに働き、結婚も出産も成し遂げる人はいるだろう。

しかし、そんな人はほんの一握りであるか、実家のサポートがある。

私にはどちらもないので、いい頃合いで結婚・出産し、

時短ママさん向けの、事務的な仕事をする未来が見えてしまい、一気にやる気を失った。

 

これは、男女平等が提唱され始めてから、まだ日が浅いため、

企業も悩んでいるところではあると思う。

男女の機会は均等にしたいが、そうは言っても、利益を上げるため、

ガツガツ働かせられる男性のほうが使いやすい。

女性に仕事を任せている途中で、突然産休・育休に入られて困った、

ということもあると思う。

 

では、どうすればいいのか?

これは、この件に限った話ではないのだが、

私は、社会の仕組みを変えようとするより、その仕組みを利用して生きるほうがベターだと考えている。

とても影響力がある人でないと、社会の構造を変えるのは難しいし、

変えようとしている間に、人生が終わってしまう可能性がある。

どんなことでも長所と短所はワンセットである。

何か利用できる部分があるはずだ。

 

この件で言うなら、「女性」ということを生かす働き方・生き方を探すことだ。

このように書くと、「女を使う」みたいで嫌だ、と感じる人もいるかもしれない。

なにも、枕営業をするとか、身体を露出するとか、そういうことではない。

「女性」という性が優位に働くところを、見つけるということだ。

 

実際に、女性であることがハンデとなることは多い。

個人差はあるが、生理前後は体調が悪いので、

一月にあたり、完全にコミットできるのは半分くらいだったりする。

夜に人気のない道を歩くときは気を使うし、

万が一、男性に暴力をふるわれた場合は、ほぼ100%の確率で勝てない。

だから、女性であるがゆえに「お得」な面はフル活用したい、というのが私の意見である。

 

このように考えた私は、まず「結婚」したほうがいいと判断した。

日本の婚姻制度では、女性は手厚く守られている。

結婚したら、法律上、「婚姻費用」というものを払う義務が生じる。

収入が多い方(通常は夫側)は収入が少ない方(通常は妻側)に対して、

生活費を支払う義務があるのだ。

女性が会社で上を目指すことが、まだまだ難しい以上、

この制度は活用したほうが得策だろう。

 

また、これは男女差別だと思うが、成人男性が家でブラブラしていると、

なんとなく体裁が悪い(子供がいて、主夫をしている場合は異なる)。

しかし、女性が既婚という身分になった途端に、「主婦」というカテゴリに分類され、

家事をしているという大義名分がつく。

最近では、「専業主婦」の風当たりも結構強くはなってきたが、

非正規でも、少なくとも職に就けば、そこまで外野に言われることはないだろう。

 

もちろん、結婚することが全ての女性にとって幸せでないことはわかるし、

結婚相手によって、だいぶ人生が変わるため、一概に結婚することが得策とは言えない。

あくまでも、私の能力が低いので、

一般企業で仕事をバリバリこなしつつ、出産や育児も成し遂げるというのが

難しいという前提の上で、最善策を考えたまでである。

 

こんなことを書きつつ、私は、女性にとって結婚したほうが得策であると考えつつも、

仕事は絶対に、生涯続けたほうが良いと考えている。

女性と仕事については、次回の記事で述べる。

 

まとめ

・女性であるだけでハンデ。ならば、それを逆に利用しよう

・能力が低い自覚があるならば、女性は結婚したほうが生きやすい