【動画レビュー】ローランドのポテサラ問題|筋肉つけるのリサのため/THE ROLAND SHOW【公式】
概要
ローランド氏が、ディレクターや視聴者からの質問に答えるもの。
当記事では、以下3点に焦点を当てる。
①ポテサラ問題(2:20〜)
以下ツイートが話題となったが、これについてのローランド氏の見解を問うもの。
「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」の声に驚いて振り向くと、惣菜コーナーで高齢の男性と、幼児連れの女性。男性はサッサと立ち去ったけど、女性は惣菜パックを手にして俯いたまま。
— みつばち (@mitsu_bachi_bee) July 7, 2020
私は咄嗟に娘を連れて、女性の目の前でポテトサラダ買った。2パックも買った。大丈夫ですよと念じながら。
②ルール問題(6:52〜)
黒染めを強要する教師に関連して、ルールとは何かを問うもの。
③筋肉について(10:33〜)
ローランド氏のトレーニングについて、最終的にどういう肉体になりたいかを問うもの。
気づき
①ポテサラ問題
私は、この問題をネットで見かけたとき、なんてひどい男性なんだ、
ポテサラくらい買ったっていいじゃないか、と思っていた。
ポテトサラダは、労力の割に、献立のメインにはならず、
他にもおかずを作らなければならないため、買いたい気持ちはわかる。
そして、お子さんがいるんだったら、なおさら面倒に感じるだろうなあ、と考えたのだ。
しかし、ローランド氏の言葉を聞いて、ポテサラを買うことの是非について議論することが、そもそも間違っていたのだと気付かされた。
ポテサラくらい作ったらどうか、という考えも、
惣菜で買ってもいいんじゃないか、という考えも、どちらも正しいし、
どちらも間違っていない。というより、どっちでもいいのだと言う。
白が好きな人もいれば、黒が好きな人もいる。
各々意見を持つことは自由だが、相手に意見を押し付けるのがよくない。
私は、知らず知らずのうちに、ポテサラを作る・作らないという小さい問題について
考えてしまっていた。
しかし、確かに話題になった男性の意見だって、意見を持つのは自由である。
このことを忘れずに、意見を持つことと、押し付けることの切り分けをしなくてはならないと、痛感した。
②ルール問題
私は、出身中学・高校がかなり厳しく、意味不明な校則が多かったため、
無意味なルールについては、かなり批判的な意見を持っている。
母校にある、意味不明な校則の例としては、以下の通りである。
・肩に髪の毛が接触したら、(結ぶのがかなり不自然な状態であっても)結ばなくてはならない。
・ポニーテール禁止
・爪は(深爪が危険な状態であっても)、白い部分が残らないように切らなければならない。
これは、ほんの一例である。
著しく風紀を乱すことであったり、人を傷つけるようなルールであれば納得できるのだが、
これらはそれに当てはまらないだろう。
それに関しては、ローランド氏も同意見のようだ。
そして、そこから発展して、ルールについて肯定的な発言をしているのが心に残った。
俳句が何文字でも使って良かったら、そこにロマンはない。
5・7・5という制約の中で、工夫するから面白い。
ルールというのは、創造の源でもある。
確かに、制約や抑圧があることで、逆にクリエイティブになれることはあると思った。
例えば、校則が厳しいけど、その中でいかに可愛く見せる工夫をするか、ということや
限られた時間やお金で、いかに自分のやりたいことをやるか、
ということが挙げられると思う。
思えば、学生の頃、お金はなかったけれども、
その中で工夫して、毎日を楽しんでいたように思う。
むしろ、お金が多少ある今のほうが、良くも悪くも制約がないため、
創造的な過ごし方ができているのかは疑問である。
制約や制限は、必ずしも悪でないことを学んだ。
③筋肉について
トレーニーあるあるの、「何目指してるの?」という問いに切り込むもの。
これについてのローランド氏の答えもまた、トレーニーあるあるなのだが、
最終形態というものはなく、常に昨日の自分よりも、今日の自分を良くしたいという
一心で取り組んでいるという。
私もトレーニーなので、同様の質問をされることが多いのだが、全くの同意見である。
(もうその体型で充分なのに)何目指してるの?というニュアンスでよく聞かれるが、
そもそも、これで充分という概念自体がない。
この人みたいな体型になりたい、というものもない。
なぜなら、人によって骨格や脂肪が付きやすい部位、体質などが異なるため、
努力しても他人のようにはなれないからだ。
これは、トレーニング以外の分野でもそうだろう。
誰かみたいになりたいというよりは、常に、昨日より成長した自分でいたいだけなのである。
終わりがないから面白い。
明確なゴールを決めたら、ゴールしてしまった後が怖い。
アクションプラン
①意見が異なる人がいても、好きな色の違いのようなものだと考える。
自分の意見を押し付けない。意見が異なっても、否定しない。
「みんな違って、みんないい」
②制約から生まれる創造性もある。
ルールというもの自体が悪と決めつけない。
創造的になりたいときは、何らかの制約を課してみる。
③明日はもっといい女になる、という終わりのない目標に向かって、
日々、自分を更新し続ける。