彩りサプリ

人生に、彩りを。

「複数の柱」を持とう

私は、人生において、「複数の柱」を持つと生きやすくなると考えています。

「複数の柱」とは、自分が取り組む事柄、所属するコミュニティなどを定義します。

例えば、メインの仕事Aとサブの仕事B。

趣味Cの世界と趣味Dの世界。

自分の家庭、離れて済む家族、友人との人間関係。

 

従来から、一つのことに集中して取り組み、極めることは、

素晴らしいこととされてきました。

確かに、一つのことに全リソースを投入すると、何かと並行して進めるよりも、

一見は効率良く感じるかもしれません。

しかし、これはかなり危険なことと言えます。

人生、何があるかわかりません。

努力してもどうにもならないことはたくさんあるので、

リソースと成果が比例しない可能性は、大いにあります。

そのときに、一つのことしか取り組んでいないと、

うまくいっていないときに逃げ場がなくなります。

 

私は、結婚してしばらく、専業主婦となっていた期間があります。

結婚と同時に仕事を辞めたので、友人ともなかなか会えません。

また、都会で楽しんでいた多くの趣味を、引越し先の地方では楽しめなくなりました。

つまり、依存先が「家庭」の一つしかなかったのです。

自分なりに、工夫して取り組みましたが、相手がいることなので、

うまくいかないときも当然あります。

そのときの絶望感は、思い出すだけで寒気を感じますし、

人生で最も辛い時期の一つでした。

 

このように、一つに絞るということは、依存と執着を生みます。

人は依存する生き物なので、依存すること自体はやめることができませんが、

依存先を複数持つことで、人生がかなり安定します。

仕事Aはうまくいかないけど、仕事Bは順調。

家庭はうまくいってないけど、素敵な友人がいる。

といった具合で、なにか一つの柱が倒れても、他の柱が自分を支えてくれます。

依存先は、たくさんあるに越したことはありません。

 

あなたの依存先はいくつありますか?

私は、もっともっと依存先を増やしたくて、日々挑戦を続けています。

何かいい趣味などがあったら、ぜひ教えていただきたいです。